エアコンのカビによる影響と予防は?〜業務用エアコン工事のナナマルグループ〜
エアコンのカビによる健康被害
エアコンにカビが生えたまま使用を続けると、使用の度にカビの胞子を部屋中に撒き散らすことになってしまいます。
人がカビの胞子を大量に吸い込んでしまうと、以下のような病気になる可能性があります。
▶︎喘息
▶︎肺炎
▶︎アレルギー性鼻炎
▶︎アトピー性皮膚炎などの皮膚の異常
特に多いのが咳を伴う夏型肺炎です。肺炎の症状は咳や頭痛、発熱なので夏風邪だと思い込んでしまう方も多いようです。
しかし、風邪薬も効かず、長い間痰が絡んだ止まらない咳に悩み、
原因を探ったらエアコンのカビによる肺炎だったというケースも少なくありません。
また、小さな子供がいるご家庭ではさらに注意が必要です。
赤ちゃんや幼児といった子供は免疫力が低く、体も出来上がっていないため、
大人よりカビの影響を受けやすく、病気の発症率が高いためです。
幼少時にアトピーや喘息に一度なってしまうと、大人になっても症状を引きずることも珍しくないので、
子供がいるご家庭では、特にエアコンを清潔にしておく必要があります。
エアコンのカビを防止する方法
エアコンにはカビが生えやすいものですが、ちょっとした工夫をすればカビの繁殖を防ぐことが可能です。
以下にカビの防止に効果的な裏技をいくつか紹介しますので、ぜひ実践してください。
冷房使用後は暖房/送風運転をする
原因の詳細でも説明した通り、エアコンの冷房機能を使用すると、
結露が発生してエアコン内部の湿度が上がってしまいます。
それを防ぐために効果的なのが、暖房または送風運転です。
冷房機能を使った後はすぐに電源を切らずに、30分~1時間ほど暖房または送風運転をしましょう。
これによってエアコン内部が乾燥され湿度が下がるため、カビ菌の増殖を防いだり死滅させたりする効果があります。
室内の換気をする
カビの繁殖条件の1つが汚れやホコリということは上記で説明した通りです。
エアコンは使用するたびに、室内に浮遊しているホコリがフィルターに溜まっていくので、
窓を開けたり換気扇を回したりしてこまめに換気をし、部屋の汚れを外に追い出すことでカビ対策に繋がります。
よって、天気がいい日には積極的に窓を開けて換気を行い、部屋の空気を新鮮なものに入れ替えましょう。
空気をきれいにするだけでなく、湿度を下げる効果もあります。
室内の湿度を下げる
室内の湿度が高ければ高いほど、室内の空気を吸い込むエアコンも、内部の湿度が上がってしまいます。
特に冷房を頻繁に使用する梅雨から夏にかけて、湿度が高くなる傾向にあるので、
できるだけ室内の湿度を下げるようにしましょう。
また、賃貸アパートやマンションなどの集合住宅では、
機密性が高いため一戸建てよりも湿度が高くなる傾向にあるため、特に注意が必要です。
室内の湿度を下げる具体的な方法は以下の通りです。
▶︎料理中は換気扇を必ず点けて水蒸気を外に逃がす
▶︎市販の除湿剤を部屋に置く
▶︎窓を開けた状態で扇風機を使い外に空気を逃がす
どれも簡単にできることなので、気づいたときにこまめに行うようにしましょう。
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