部屋の空気は入れ替えたほうが良いということを言われますが、どうして換気が必要なんでしょうか?
確かに空気が薄くなったら困りますが、他にも換気をした方がいい理由や特別な効果があるんでしょうか?
部屋の換気の必要性とは
部屋の換気というのはどのくらい必要性が高いのでしょうか?
換気をしていない部屋というのは状態が悪くなっています。
状態が悪い部屋で生活していたら体調が悪くなったり不愉快な思いをしたり病気になってしまう可能性もあります。
部屋の換気は必要です。
換気の効果はおもに「快適な住まい」と「建築物の老朽化防止」が得られます。
「快適な住まい」というのは「住んでいる人間」が快適に過ごせる住まいという意味です。
そもそも換気していない部屋というのは考えている以上に汚れていて人間の健康に影響を与えてしまいます。
また換気をすることで建物の劣化も防ぐことができます。
換気をすることで除湿をしたりホコリがたまらないようにしたり、匂いがこもらないようにできます。
たとえば湿気とホコリがたくさんある部屋はカビが発生しやすくなります。
このカビが建物を傷めて老朽化を進めます。
空気中には目に見えないホコリが舞っています。
ホコリを完全に防ぐことはできないのですが、換気をすることで空気が流れてホコリがたまりにくくなります。
そして換気のもう一つの大きな利点が湿度の調整です。
湿気はホコリと結びつくことによってカビを発生させることがあるので、その状態を改善させなきゃなりません。
湿度が高い部屋はカビがよく育ちます。
窓の回りや家具の隙間、天井や寝具もカビが発生してしまいます。
そういったカビはホコリがあるとそれを栄養に喜んで大繁殖します。
壁紙の内側がカビだらけ・・・なんていう恐ろしいことも起こりうるんです。
湿度は除湿機があるから大丈夫・・・と思うかもしれませんが
空気がよどんでいるところがどうしても出てしまうので完全に防ぐのはむずかしいかもしれません。
窓を開けて換気をするほうが全体の空気が流れやすいんじゃないでしょうか。
カビだらけの家に住んでいるのは気分が良くないですよね。
カビを発生させないためにも換気が有効なんです。
カビの胞子は人間の健康にも良くありません。
カビが原因で感染症や中毒を起こし、アレルギーになることもあります。
たとえばカビの一種トリコスポロンはアレルギー性の肺炎を起こし、「夏型過敏性肺炎」という病気の原因になります。
これは健康な人でも発症する可能性のある病気で、慢性化すると肺が破壊されて死に至るという恐ろしい病気です。
別名「カビ肺炎」と言われ、治療法はカビの駆除や引越しと言われているくらいです。
部屋のカビによって健康被害を受けてしまうなんて気分も悪いし住んでいるのも不安だし、
いっそ引越しをするしかないのか・・・なんて思ってしまいます。
でも持ち家だとしたら簡単には引っ越しできませんよね。専門のお掃除業者さんへお願いしたりリフォームが必要かもしれません。
賃貸の部屋だと壁紙の張替えが必要だとか言われて敷金が帰ってこない可能性もあります。
引っ越し費用もかかりますし・・・
こういった住んでいる人間にも影響の大きい建物の劣化ですが、換気をすることでかなりの違いがあるようです。
換気をすることでカビの発生を抑えることができるかもしれません。
よどんだ空気は住んでいる人間にも建物にも良くないということです。
部屋の換気の必要性はかなり大きいですね。
気持ちいい環境で快適に暮らすためにも部屋をきちんと換気したいものです。