部屋を暖める暖房器具にはさまざまな種類があるのに対し、
室温を下げられるのはエアコンだけ。
そのため、エアコンを最も稼働させる時期は夏となり、売れ行きもグンと上がりますが、
エアコンの買い替え時のオススメは春と秋です。
エアコンの買い替えサイクルは、10年〜13年と言われています。
長い付き合いとなるものだけに、夏になってから暑さに耐えきれずに焦って買うより、
ハイシーズンを外してじっくり選んだ方が、後々、悔やむことも少なくなります。
また、夏は売れている分、取付工事に時間がかかるという点から考えても、春と秋は狙い目です。
じっくり吟味する際に、チェックしたいのはこんな性能
10年〜13年サイクルでの買い替えとなれば、最新のエアコンではさまざまな点が変わってきます。
最新のエアコンはセンサーの精度やメンテナンス性などが高性能化されており、
さらに、インターネットと連携するスマート化を果たしたモデルなら、
省エネ性や快適性も格段に向上しています
最新の機種では、人感センサーで人がいるかいないか、
人の居場所や活動量、家具の位置や間取りなどを、
日射センサーで部屋に入る日差しの量をセンシングしてくれます。
これらの情報とインターネット上の情報などをAIが分析し、
冷暖房のパワーをはじめとした総合的なコントロールを行ってくれるエアコンもあります。
また、メンテナンス性能も気にするべきポイントです。
フィルター自動お掃除はマストですし、そのほかの内部清潔機能も充実していて欲しいところです。
汚れが付きやすいエアコンの内部にコーディングなどがされていないと、
いずれ清掃業者を頼むことになるなど、お金がかかってしまうこともあるので注意しましょう
エアコンに付き物の取付工事も、買い替えを決める大きな要素
エアコンは家電リサイクル法の対象となる家電であり、
今まで使っていたエアコンの処分には手間とお金がかかるものです。
取付工事も必要ですが、特にネット販売ではどちらも対応していない店舗が少なくありません。
どちらにしても購入前に確認するようにしましょう。
もし対応していない場合は自分で処分の手続きをし、取付業者も探さなければなりません。
また、販売と取付けが別業者になると、
トラブルが起きたときにどちらの責任か明確にならないのも少し不安です。
こうしたリスクを避けるためにも、エアコンは住宅設備で、
購入から取付けまでがひとつのパッケージであると考えた方が良いですね。
ちなみに、エアコン取付工事の繁忙期は、やはり売れ行きが高まる夏。
これもまた、秋と春での買い替えをオススメする理由のひとつです。
作業の余裕を考えるという意味でも、工事が空いているという意味でも、やはりオススメは秋と春。
こちらが都合の良い日にちの指定もしやすくなります。