株式会社ナナマルグループ

業務用エアコンの交換・取り付け工事は現地調査が重要

お客様の中には現地調査をせずにエアコンを設置したい、という方もいらっしゃいます。

しかし、エアコンは他の家電とは異なり、設置工事が必要な機器であり、単純に広さに合わせて業務用エアコンを導入してしまうと、エアコンに無駄な動作が多くなったり、効率的に空調を調節できなくなる可能性があります。

そこで、業務用エアコンの取り付け工事の流れや現地調査の重要性についてご紹介します。

業務用エアコンの取り付け工事の流れ

業務用エアコンの取り付け工事は基本的に以下のような流れで行います。

1.搬入経路・スペースの確保

2.養生

3.冷媒ガス回収(交換取り付け工事の場合)

4.室内機・室外機取り外し(交換取り付け工事の場合)

5.室内機・室外機取り付け

6.配管・配線工事

7.化粧パネル・リモコン取り付け

8.真空引き・気密試験

9.試運転

10.引き渡し

一般的には業務用エアコン1台あたり約6時間程度~約8時間程度の所要時間となります。

現地調査の重要性

業務用エアコンは工事前の現地調査が重要です。

お客様の中には現地調査の省略を希望され、馬力等も自分自身で指定される方も稀にいらっしゃいますが、設置工事をする上で必要となりますので、理由をきちんと説明してしっかりと現地調査を行うようにしましょう。

現地調査が必要な理由には以下のようなものが挙げられます。

追加工事発生防止

現地調査を行わなかった場合、思わぬところで追加工事が発生し、見積り金額より高くなってしまった、というケースがあります。
また、追加工事の場合、部品が追加で必要となりその日中に対応できずに工事が完了できない可能性があります。

設置環境の確認

搬入当日になって搬入経路が人力では不可能であったり、階数によって搬入経路が長くなり追加費用が発生することがあります。
搬入できないことが当日になって分かると工期延長などのトラブルにつながることもあります。

作業効率アップ

現地調査がしっかりと行われていれば事前に必要なパーツを用意し、業務用エアコン取り付けのシミュレーションができるため、作業効率がアップします。

現地調査の内容

設置環境の確認

空間の広さや用途など機器選定の条件確認や、どこに設置するか、業務用エアコンの台数は何台が適切かなどを確認します。

配管の確認

配管の長さ、高低差、ルート、場所、状態を確認します。

電源の確認

入れ替えの場合は2芯から3芯への変更の有無、電源容量の確認、電源が室内か室外かの確認、新しく業務用エアコンを取り付ける場合は専用回路やコンセントなどを確認します。

搬入ルートの確認

搬入ルートを確認し、人力で搬入できそうか、クレーンが必要かなどを確認します。

業務用エアコンの取り付け工事は現地調査が重要

業務用エアコンをお客様に快適に使っていただくためには、現地調査は必須です。

お客様の希望を伺いながら現地調査を行い、ご希望に最適なプランを提案できるよう、製品情報はもちろん、ヒアリングのスキルも磨きましょう。